服屋に行ったことがあれば、誰しも思ったことがあるでしょう。
「話しかけないで欲しい」
商品を触った瞬間にその商品の説明をしてくる人
店内を歩けばマーキングしているかのようについてくる人
そんな人に出会った瞬間に店を出たくなりますよね。
仮に声かけが積極的じゃなくても試着はハードルが高い・・・
そうお考えの方は少なくないでしょう。
でも、みんな本当はわかっているはず。
試着はしたほうが良いと
試着をするのに障害となる理由は大きく3つあると思います。
・めんどくさい
・試着したあとの店員とのやりとりが苦手
これらの理由に対して私の今までの経験から対策を考えました。
また、試着はサイズを合わせるためだけじゃなく他にも有益な情報が得られます!
なので試着に苦手意識を持ってる方は是非読んでみてください。
試着したら買うのを断れない
試着したら断りづらいのはなぜでしょうか?
理由は自分の中と外二つあります。
まず自分の中のこと
あなたは気が弱いのではなく誰にでも優しい
優しすぎるのです。
簡単な解決法としてはとにかく試着をたくさんすること。
それができないから困っているというのはもちろんわかっております。
試着をするのはユニクロやGU、無印など試着したあとこちらから声をかけなければ基本的に放置してくれるところで試着の経験値を積んでいきましょう。
そういったお店なら試着のハードルはものすごく低いですし試着したものを買わなければという発想にはならないはず。
とりあえずでも経験を積むのは非常に有効です。
また、試着を終わった後、アドバイスをしてもらった後に店員さんにお礼を言いましょう。
これは相手のためでもありますがどちらかというと自分のための割合が大きいです。
お礼を言うことで買わないことへの罪悪感がなくなります。
それに試着し終わった後に「ありがとうございました」と笑顔で言って試着したアイテムを返せばその場から去るきっかけにもなります。
外のこと
これは店員さんの営業トークですね。
試着する人は買う確立が高いことは店員さんも知っています。
悩んでいるからこそ試着しているのでその背中を押してあげるのも店員さんの役目というわけです。
でもそれが人によっては試着に対するハードルになってしまっている。
これには特効薬があります。
その場では「買わない」と決めてから試着に望んでください。
どんなに欲しいものでもです。
なんなら店員さんが進めてくるアイテムは全部試着するぐらいの勢いでも大丈夫です。
今は「買わない」と決めていますからね。
試着し終わったときの去る理由は
「今のところ第一候補です。まだ他も見たいのでまた来ます。」
これが最強です。
微妙だったとしたらその日はその店に行かなければいいですし、
他も見てやっぱりよかったとなれば戻ってきて買うこともできます。
めんどくさい
今着てるものを脱いで試着した衣服を着て脱いでまた服を着る。
何回もするのは疲れるし面倒。
わかります。
特に歩き回ったりしたあとだと疲れていて余計に面倒になりますよね。
ですが、試着をしなかった時に起こる面倒を考えて見ましょう。
仮にあなたが試着をせずにサイズの合わない服と買ったとします。
家に帰って実際に着てみたときにサイズが合わないということに気づいたら返品しますか?
絶対にしませんよね。
またお店に行って返品したいですけどなんていう面倒くさいことをできるならそもそも試着してますよね。
これは通販で服を買う際にも同じことが言えます。
無料で返品できるからといって勘でサイズを決めて買う。
結果微妙にサイズが合わなくても返品せずに使う。
気に入らない服は着なくなりますしかといって同じような服も買わなくなる。
服を買う前となにもかわらない状態。むしろ悪くなっています。
なので試着するより面倒くさい未来が待っていることを想像して下さい。
するとやっぱり試着したほうがいいなってなってきませんか?
試着したあと(最中)の店員とのやり取りが苦手
これを理由に試着が気軽にできない方はかなり多いと思います。
盗難防止のためとか、購買率が上がるとか分かっていても話しかけないで欲しいと思いますよね。
服は自分で全部決めるわ!
とか
単純に話しかけられること、コミュニケーションをとりたくないという方もいるでしょう。
色々と話しかけないで欲しい理由はあると思いますが一旦それを我慢して店員の話を聞いてみて欲しいです!
もちろん「似合ってますね~」とか「かっこいい」とかどうでもいい感想は適当に聞き流してOK。
なぜ我慢して聞いて欲しいか
それは自分の中にない新しい提案をしてくれることがあるからです。
客観的な目線からのアドバイスですね。
実際にあった例としては私がパンツの試着をしようと思った時。
いつもならウエストであわせてMかLサイズを試着するのですが、店員さんの見立てだとLかXLが良いということでLとXLを試着しました。
ウエストで考えるとXLは確かにがばがばですが丈の長さやシルエットはXLが良い感じです。
ベルトを締めればウエストはなんとかなるということとウエストの生地が余るのでそれを少し広げてやるといいと教わりました。
これが仮に試着をしても店員の意見を聞かずに決めていたら腰が合っているLサイズを間違いなく購入していたでしょう。
このように有用な提案をしてくれることがあるので店員とのやり取りが苦手でも試着をして話を聞いたほうが自分にとって有益なのです。
似合っていますなどのお世辞を我慢しても聞く価値のある情報が引き出せることがあります。
ただ、新しい提案を受けるにはそれなりのファッションリテラシーが必要です。
つまりある程度自分の中にその服に対する知識や基準がないとその提案が営業なのか本当に良かれと思って言ってくれているのか判断できません。
私が経験した上記の例で言うと
どのようなパンツのシルエットが欲しいか自分で分かってる(基準を持ってる)
か
シルエットの良いパンツを知っていて提案されたの方がそっちに近かった(知識として知ってる)
このどちらかを持っていないと店員さんが本当に良い事を言っていても疑った目で見てしまって誰も得をしません。
でも
「ファッションリテラシーって服を好きな人が時間をかけて会得していく物でしょ?」
「私にはセンスがないから無理」
そう思っている方も多いでしょう。
事実私もそう思っていました。
経験を積んでいくしかないのだと。
でも今の時代で言えばそうではありません。
有名なので知っている方も多いかもしれませんが
この本はファッションを論理的に説明されています。
現代におけるファッションの教科書といっても過言ではないと思います。
こちらは著者のMBさんが運営されているブログです。
こちらを読むだけでも本に書かれていることの考え方はわかります。
具体的なアイテムなどはあまり紹介されていません。
実際にどんなアイテムか知りたい方はMBさんのメルマガに登録すると毎週日曜日に最新の情報が送られてきます。
月額費は500円で私も購読していますが間違いなく500円以上の価値がありますね。断言できます。
少し脱線してしまいましたが最後にまとめて終わります。
まとめ
試着を苦手な理由は人それぞれありますが、洋服を買う上で試着は避けられません。
まずはユニクロなどの量販店で試着に慣れて、徐々にステップアップしていきましょう。
店員さんの提案を見極められるようになると試着をしないほうが損していることが分かってくると思います!
以上ご覧頂きありがとうございました。
「時間までとらせて買わないのは申し訳ない・・・」